名入れボールペンは企業のノベルティや学校行事の記念品としてしばしば配布されていますが、受け取る事の多い消費者には価格帯のよく分からない品物といえます。一般的に配布されるのは市販品に企業名が学校名などが印字された状態ですが、製造工程から特別に生産されているとすればとても高額なものです。しかし、一般的にみられる名入れボールペンは既製品に直接印刷している場合が多く、ペン本体も大量購入する場合は店頭で販売されているよりも2割からそれ以上に安価に調達できるため、印刷代を含めてもかなり安価に準備することが可能です。ただし、これが1本から注文するギフトである場合には、ノベルティ用途で大量配布するよりも単価は割高になります。
多くの場合、1本からオーダーできるギフトであればベースとなるボールペン自体が高級ラインの商品であったり、軸の上半分がハーバリウムやレジン細工など特殊なデザインの商品が採用されているので、ペンその物の付加価値が高い傾向にあります。加えて名入れ印刷の工賃は、本体に直接印字する印刷の場合でも数千円の工賃が必要となるので、1本だけの注文の場合はその工賃が直接品物に反映され、ノベルティよりも単価が上がるのです。とはいえ、高級ラインの商品や特殊なデザインの商品には専用の外箱や、ペンシースと呼ばれるペン専用のケースが付属している品物もあるので、本体価格が二千円前後で数千円の印刷代を上乗せしても、十分に価値のあるギフトになります。
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